2021年7月08日
リコー・サイエンスキャラバンは昨年度から文部科学省が推進する教育改革の柱であるアクティブラーニング型プログラム(探究型学習含む)の開発に取り組んでいます。(昨年度実施の様子→こちら)
探究型学習は、生徒が一方的な講義を聞く受け身の学習ではなく、主体的・対話的で深い学びを意味しており、深い学びの一つとして、「自ら学び自ら考える力」を育てる学習です。
先月6月には東京都北区にある聖学院中学校/高等学校の中学1年生5クラス約180名を対象に探究型授業が実施され、そこにサイエンスキャラバンのプログラム「360度カメラとあそぼう!」を組み込む形でご協力させていただきました。2020年度に実施した2校に続いて、今回は3校目となりました。
初日は緊急事態宣言下だったため、オンラインで生徒に360度カメラ「RICOH THETA」の概要についてレクチャーし、その後2週間かけて、生徒たちはTHETAを手に「学校内の空間で、心が動く自然体験のアイディア集を作ろう」をテーマに探究を深めていきました。
そして発表会当日、生徒たちの作品は、校舎屋上から見えるスカイツリーも含めて360度のパノラマ映像を表現したグループ、体育館横にある草むらの中を撮影し、木漏れ日を表現したグループ、雨の中の通学路を撮影したグループ、講堂の2Fから1FへTHETAをロープウェイのように吊るしながら移動させて撮影したグループ、風の匂いを表現したかったグループなど...さまざまな着眼点で工夫を凝らした作品が発表され、素晴らしい発表会となりました。
360度カメラ「RICOH THETA」を使ったサイエンスキャラバンのプログラムを通して、生徒の皆さんの探究心を広げるお手伝いができたと感じています。
<学校とオンラインでつないで授業/生徒たちのTHETA撮影 風景、生徒の作品> |
今後もリコー・サイエンスキャラバンでは、探究をはじめとするアクティブラーニングを推進している学校を中心に生徒たちの自ら学び考えるきっかけとなるプログラムを提供していきます。
※聖学院中学校/高等学校のWebサイトでご紹介いただきました。→こちら
※読売新聞オンラインでも取り上げていただきました。→こちら