2024年7月04日
リコーグループでは、広く様々な社会課題の解決についてグループ社員が一体となって考え行動する「リコーグローバルSDGsアクション」を毎年6月に実施しています。今年は「DEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)」をテーマに、グローバルで多くのイベントを実施しました。今回は、実施したイベントの中から3つご紹介します。
▶ 「誰かに話したくなるリコーのDEI活動~一人ひとりに"はたらく"に歓びを ~」
<イベント内容>
リコーグループの様々な会社、部門で実施されているDEIに関する取り組みを紹介することで、社員一人ひとりがDEIの理解を深め、行動を起こすきっかけ作りを行いました。
<紹介取組み件数>
14本(国内4本、海外10本)
<紹介例>
・誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ/ブラックラムズ東京
・カナダにおける先住民族との良好な関係構築/リコーカナダ
・介助犬(補助犬)と一緒に未来を築こう!/リコージャパン
・サプライヤーダイバーシティプログラム/リコーアメリカ
<誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ> |
<カナダにおける先住民族との良好な関係構築> |
紹介スライドを読んだ社員からの感想を一部ご紹介します。
・サプライヤーの選考にDEIへの配慮があることを初めて知った。
・世界で働くリコーグループ社員の取り組み、仕事の仕方、気遣いを知ることができた。身近な仲間の間でも、それぞれ状況立場に合わせた働き方を考えていきたい。
▶「Building Bridges~一人ひとりの行動でDiversity, Equity, Inclusionの実現を~」
<イベント内容>
Step1(気づく): 身の回りのエクイティを探してみよう!
社員たちがビンゴカードに書かれたキーワードを使って、身近な場所や状況でのエクイティに関する事例を探しました。その後、気になった事例について、コメントと写真をつけて投稿し、共有し合いました。
<ビンゴカード内のキーワードは各国アレンジして使用> |
投稿された事例を一部ご紹介します。
・電車内の様々な長さのつり革
・利き手問わず使える万年筆
・リコーの「カラーユニバーサルデザイン対応印刷」複合機
・移動が不便な老人のための散髪サービス
・ユダヤ人患者のための配慮(安息日用エレベーターやコーシャー食品など)
Step2(知る・行動する): みんなで考えよう、自分にとってもエクイティって?
リコーが開発した、音声をリアルタイムで文字化できる聴覚障がい者向けコミュニケーションツール「Pekoe-ペコ-」を使いながらセミナーとワークショップを実施しました。
前半は5年ぶりに対面セミナーを実施(オンラインとのハイブリッド形式)。講師に日産自動車株式会社 DEI推進室室長の小林様をお招きし、DEIの取り組み事例をご講演頂いた後、パネルディスカッションを行いました。
<ご講演の様子> |
<パネルディスカッションの様子> |
後半は、ワークショップを実施しました。社員が講師となり、グループで「自分にとってのエクイティ」について対面・オンラインで話し合いました。
<会場の様子> |
<オンラインの様子> |
<集合写真> |
参加した社員からの感想を一部ご紹介します。
・不自由を感じている人がいる物事について、当事者でないため気付くことができていなかったが、意見交換を通じて学ぶことができた。DEI推進の重要性、難しさを知る機会となった。
・実際に活動されている方の事例を聞き、自分で考えて、発言することで、理解が深まった。
・今まで「女性活躍推進」ということで「女性だけ集める」ことに何故?とモヤモヤを感じていたが、本日の小林様のお話で非常に腑に落ちた。
・エクイティについて考える良い機会になった。考えれば考えるほど難しいとは思ったが、本音を語ることがエクイティを実現するきっかけになると思う。
参考リンク:リコーグループSDGsイベントで2024年もPekoeが活躍しました!
▶「知りたい!TOPの熱い想い ~DEI編~」
<イベント内容>
経営トップからの以下のDEIに関するメッセージを社員に伝えることで、社員のDEIに対する理解を深め、リコーグループ全体でのDEI活動を促進しました。
メッセージの内容
①わたし、実は〇〇です!
ご自身の持つ属性や趣向などで生きづらさや不便さを感じているもの・感じた経験を教えてください。
②社員へDEIに関するメッセージ
ご自身の経験も踏まえて、DEIが実現したチームで働くことの価値や、その結果生まれたイノベーションの事例をご紹介ください。最後に、今後に向けた社員へのメッセージをお願いします。
<紹介人数>
59名(自主的に提出した43名含む)
<紹介ページの様子> |
メッセージを読んだ社員からの感想を一部ご紹介します
・リコーグループの社員が多様であり、またDEIへの思いを知る機会になった。
・偏見を無意識に持っている可能性があることを自覚して行動しようと思った。
・多様性を認めることがビジネスの成果にも直接的につながるというコメントを目にした。多様性の理解は仕事や技術・製品の質の向上にもつながると考えて、今後も無意識の偏見や心の壁を作らないように努めたい。
「リコーグローバルSDGsアクション2024」のグローバルでの実施内容に関してはこちらのお知らせをご覧ください。