社会貢献活動ブログ

リコー聴覚障がい者向けコミュニケーションサービスPekoe（ペコ）は、2024年4月6日(土)開催のNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第12節 リコーブラックラムズ東京vs横浜キヤノンイーグルス戦にて、リコーブラックラムズ東京と協力し、「誰もが楽しめるラグビー観戦環境」の実現に向けて、聴覚障がい者向けサービスを提供しました。

聴覚障がい者は、スポーツ観戦において、選手紹介、試合実況、ペナルティの解説など、場内アナウンスを聞き取ることが困難な場合が多く、試合状況やルールを理解しづらいという課題を抱えています。特にラグビーはルールが複雑であり、試合中にプレーが中断された理由などをアナウンスで理解できる場合と、理解できない場合の差が大きいことが問題です。

このような課題を解決するために、リコーが開発した聴覚障がい者向けコミュニケーションサービス「Pekoe -ペコ-」を導入し、スタジアムMCの音声をリアルタイムで文字化して、タブレットやスマートフォンに表示しました。

当日の観戦ガイドプログラムにPekoeの使い方を掲載し、多くの観客がスマートフォンでPekoeを表示しながら、より充実したラグビー観戦を楽しんでいました。

写真提供：リコーブラックラムズ東京

試合の臨場感をそのままに！実況、解説、選手交代、応援など、全てのアナウンスを文字化して、迫力満点のプレーを一緒に体感できます。

トライの瞬間も「いいね」や「ハートマーク」が付けられて、観戦者同士が喜びを共有することができました

Pekoeは音声認識技術を活用していますが、状況によっては誤認識が発生する場合があります。このような場合、担当者がリアルタイムで誤認識を修正し、より正確な情報を提供しました。

ご来場の皆様からは
　「反則や選手交代など、試合の全てがわかりました。」
　「素晴らしい企画でした。全てのスポーツにこのような情報保障がつくようになればいいなと思いました。」
　「応援の掛け声や臨場感も共有でき、とても楽しかったです。今後もこのような機会をぜひお願いします。」
などの喜びの声をいただきました。

誰もが平等に楽しめる環境の実現に向けて、更なる取り組みを進めていきます。

リコー聴覚障がい者向けコミュニケーションサービスPekoe： https://pekoe.ricoh/

リコーブラックラムズ東京「誰もが楽しめるラグビー観戦環境へ ～第12節 聴覚障がい者向けサービス実施のお知らせ～」：https://blackrams-tokyo.com/news/information/2023-2024/20240401a.html