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社会貢献活動ブログ

「RICOH THETA」を活用したコペルニクとの社会課題解決への取り組み

2021年2月24日

現在、リコーとコペルニク・ジャパンは360度カメラ「RICOH THETA」を活用した社会課題解決への取り組みを連携しています。

取り組みの一つである、リコー事業創出プログラム「TRIBUS」では、先日2日間に渡りオンラインワークショップを開催しました。このワークショップはTRIBUSへの参加を検討、もしくは途上国の課題に関心のあるリコーグループ社員向けに、現地の課題の発見や個人の内発的な動機を引き出し、新規事業アイデアに結び付けることを目的に実施しました。

代表講師には、インドネシアを中心に活動するNGO・コペルニクの創設者 中村俊裕さんをお招きし、途上国、特にインドネシアのプラスチック汚染、零細農家、コロナで影響を受ける生活等について、THETAで撮影した現地の360度映像も活用しながら、課題と解決策を検討しました。


1日目

①      課題とは何か?を議論

②      途上国の課題の例(分野:エネルギー、水、農業、環境、保健衛生)

③      気になった課題について分野ごとにチームディスカッション

 

ワークショップ1日目は、現場で撮影された写真に加えて360度映像などを活用しながら新興国での課題をご紹介頂きました。360度映像はVRモードにし、参加者がスマホを使って自分が見たい箇所を360度動きながら見るようにしたことで、通常の映像よりもその風景を見たという感覚に近くなり、現場の理解を深めることに繋がりました。

後半は、分野ごとにグループに分かれ、発見したこと、観察した課題の種類、今までの人生・仕事との関連性についてディスカッションを行い、自分と課題の関わりについて内発的な動機を引き出しました。



2
日目

①      コペルニクの活動の中での課題と解決策の例

②      分野課題に分かれて、解決策の方向性を洗い出し

 

ワークショップ2日目は、1日目にご紹介頂いた課題に対して、コペルニクが取り組んできた解決策の例を新たな360度動画と共にご紹介頂きました。後半は、分野ごとにグループに分かれ、各分野の課題と解決策の方向性を洗い出しました。今回は「求められているか」、「課題を解決しうるのか」という点にフォーカスし、誰に対して・何を提供するかについてディスカッションを行いアイデアの創出を行いました。

 

2日間のワークショップを通して得た、参加者の方々の気付きを一部ご紹介します。

・現地の方の視点やモチベーション維持の難しさ、幸せ(一番はお金)を得られることが継続させる唯一の手段だということを学んだ。

・現地の方が課題と感じない限りは一方的な押しつけになり、課題と感じてもらうきっかけ作りが重要だと感じた。

・水の課題に取り組んだが、現場の困りごとが分からないと最適な解決ができないなとあらためて感じた。現場は飲料水だけに困っているのか、生活用水全般に困っているのかなど社会課題のとらえ方の違い、解決の視点も参加者のバックグラウンドでの違いから多方面からの意見が聞けた。

コペルニク.png


リコーとコペルニクは、連携により社会課題解決のアイデアの創出を後押しし、社会の幅広い分野での課題解決への貢献を引き続き目指してまいります。