東日本大震災支援活動
13 December

陸前高田市子どもまちづくりクラブ
最終活動報告会が開催されました

2015.12.13

セーブ・ザ・チルドレンジャパン(国際子ども支援NGO。以下「SCJ」)が東日本大震災復興支援事業の一環として立ち上げ、リコーが継続支援してきました陸前高田市子どもまちづくりクラブ「絆~save the hope TAKATA」(通称・絆クラブ)の最終活動報告会が昨年12月13日に市役所で開催されました。リコーから参加したサステナビリティ推進本部の畠山より当日の様子をお知らせします。

まずは絆クラブの子どもたちのパネルディスカッションにより、これまでの活動の振り返りを行いました。
子ども達が自らの体験や感想を述べながら振り返った主な活動は以下の通りです。

・震災を風化させないために写真を通して高田の『今』を発信する「進め!高田っ子!まちづくりフォト」
・高田大隅つどいの丘商店街でのモニュメント企画・製作
・再建予定の新しい図書館について子どもの声を届ける活動

20151213最終活動報告会_パネルディスカッション_R4.jpgパネルディスカッションの様子 @Save the Children Japan


その後は、参加した子ども達、市長や教育長等の行政の方々、地域の教員や保護者等の市民の方々が入り混じり、グループに分かれて今後のまちづくりについて意見交換を行いました。テーマは「絆クラブが陸前高田市に提言した内容を実現するために自分ができること、○○にしてほしいこと」でした。

<陸前高田市への提言>
・学校でも復興について学ぶ場がほしい
・子どもとおとなが対等に話せる場がほしい

リコーから私も参加させていただきました。戸羽市長と同じグループで、なんと隣の席!最初は少し緊張しましたが、市長をはじめ気さくで明るいグループメンバーのおかげで、楽しく意見交換することができました。

建設予定の図書館(ショッピングセンター内)に「子どもとおとなが対等に話せる場」がつくれるのではないかという具体的なアイデアも出され、各グループとも子どもとおとなが一緒になって今後のまちづくりについて真剣に話し合っていました。

20151213最終活動報告会_意見交換_R4.jpg意見交換の様子 @Save the Children Japan


この活動は12月で終了しましたので、リコーの支援も昨年度で終了となります。5年間の活動により、子ども達にまちづくりへ参画する強い想いが育まれたことを最終活動報告会に参加させていただき確信しました。「近い将来この子ども達がまちづくりのリーダーになっていゆくのだろう」、そう思いながら、会場を後にしました。

20151213最終活動報告会_集合写真_R4.jpg

 集合写真 @Save the Children Japan


●リコーが継続支援(印刷)してきた活動報告書(最新版)もご覧ください。
http://www.savechildren.or.jp/jpnem/jpn/pdf/SOFT_Next_2015.pdf

●セーブ・ザ・チルドレンHP 関連記事
http://www.savechildren.or.jp/scjcms/sc_activity.php?d=2116

28 May

新入社員が南三陸町で漁業の復興支援を行ないました

2015.05.28

リコーが2012年度から新入社員研修の一環として行っている宮城県南三陸町での漁業の復興支援活動は今年で4年目となります。

今年は、4月20日(月)から第1陣の83名が、4月27日(月)から第2陣の109名がそれぞれ4泊5日で宮城県本吉郡南三陸町を訪れ、町の基幹産業である漁業の復興支援活動を行いました。

本活動は、被災地の方々への"お役立ちの実践"を通して、新入社員が様々な気づき・学びを得る教育的な目的だけでなく、特定非営利活動法人ジェンが行なっている生業回復支援と連動し、漁業再開と収入回復という被災地のコミュニティ再建に貢献する目的も持っています。

初日は、震災から4年経った街並みを知るため、大川小学校や防災庁舎、ベイサイドアリーナなどを見学。また、今年は新たに南三陸町観光協会様にも研修運営にご協力いただき、語り部の方からお話を伺いました。

 ①大川小学校を見学_R4.jpg

 【大川小学校を見学】

2日目からは、10ヶ所の浜に分かれて地元の漁師さんと一緒に作業を行ないました。

 ②4日間お世話になる漁師さんへのご挨拶_R4.JPG

【4日間お世話になる漁師さんへのご挨拶】

 

例年「一番忙しい時期に、連続して4日間同じ研修生が来てくれるので効率がよく助かっている」という感想を漁師の方々からいただいています。今年は2陣ともにめかぶの出荷の終了時期(4月)に間に合うように研修を開始。 また朝早い漁師さんの作業に少しでもお役立ちできるよう、作業の開始時間を朝8時からとしました。 

③網の修復作業_R4.jpg

 【網の修復作業】

 

④めかぶの出荷作業_R4.jpg

【めかぶの出荷作業】

 

東京で行なってきた座学の研修と違い、慣れない浜での作業は新入社員にとって初めての経験でしたが、道具の使い方から作業の仕方、後片付けまで丁寧に教わりながら活動していきました。 

⑤ホタテのピン差し_R4.jpg

 【ホタテのピン差し】

 ⑥塩蔵わかめの袋詰め_R4.JPG

 【塩蔵わかめの袋詰め】

 

⑦サンドバック(筏の重し)作り_R4.JPG

【サンドバック(筏の重し)作り】 

 

4年目ともなると、新入社員との交流を楽しみにしてくれている漁師さんたちもいて、「今年の子たちも元気がいいね。」と嬉しそうな様子も多々見受けられました。また、めかぶの出荷作業や塩蔵わかめの選別、養殖いかだのおもりに使うサンドバッグ作りなどいろいろな作業をお手伝いさせていただくことができました。

浜で膝を突き合わせて作業をする合間に、震災発生当時や漁業再開までの話、そしてこれからの復興に向けての課題など、漁師さんたちの生の声を聞くことができました。
その中で、「当たり前だと思っているものがなくなる瞬間がある」という漁師さんの言葉に計り知れない重さを感じ、何も言葉がでない場面もありました。 

一日の活動が終了した後は、宿泊しているホテルの従業員の方から震災発生当時のお話を伺ったり、地盤沈下した土地を嵩上げするために盛り土が行われている元市街地や仮設の商店街を自らの足で歩くなど、現地に行ったからこそできる貴重な体験に、多いに刺激を受けたようです。 

⑧ホテルの方のお話_R4.jpg

 【ホテルの方のお話】

 

⑨市街地の散策_R4.JPG

 【市街地の散策】

 

⑩市街地の至るところにある盛り土_R4.JPG

【市街地の至るところにある盛り土】

 

毎晩行う一日の振返りミーティングでは、「実習中に自分たちにできる事は何か、どうしたらよいか」について真剣な議論が行われました。「人が喜んでくれるその先に「顧客起点」という考え方がある」と座学の研修で学んだことを実践で生かそうと奮闘する姿がありました。 ⑪一日の振り返りミーティング_R4.JPG

 【一日の振り返りミーティング】

 

最終日は、お世話になった漁師さんたちへのお礼に色紙を作成し、感謝の気持ちを伝えました。  ⑫お世話になった漁師さんへ色紙の贈呈_R4.JPG

【お世話になった漁師さんへ色紙の贈呈】 

この研修はお役立ちの実践"を通して、新入社員が様々な気づき・学びを得るという目的がありますが、人生の大先輩である漁師さんたちから、「一人でできないことも何人か集まればできることがある。人のために何かをすれば、いつか必ず返ってくる。友人や仲間を大切にして決して裏切らないことが大事」「現場に行かないとわからない。仕事は段取りが7割。それで結果が決まる。」「『学んだことを次へ結びつける力』を身につけるのは皆さん次第。」と仕事の基本を教わり、これから社会人としてスタートを切る新入社員にとって、とても意義ある活動となりました。

14 May

リコー新入社員がラグビーのまち・釜石を訪問しました

2015.05.14

4月22日(水)~4月23日(木)の二日間、リコーの新入社員5名が社会貢献活動の実践を狙いとした新人研修として岩手県釜石市を訪問しました。彼らは、リコーラグビー部ブラックラムズの新入団選手でもあります。

最初に訪問させていただいたのは、ラグビーカフェ・クレスト鵜住居(うのすまい)。ラグビーワールドカップ2019に関する市民の活動拠点となっています。
ここでは、釜石が開催地決定に至るまでのご苦労をお聞きするとともに、近くにある新スタジアム建設予定地を見学しました。アクセス方法、宿泊施設など、まだまだ山積みの課題があることを知り、いつの間にか訪問メンバーは自らが当事者であるかのように真剣に議論を始めていました。

写真ー1_R.JPGラグビーカフェでのお話

写真ー2_R.JPG新スタジアム建設予定地の見学を聞く


次にお伺いしたのは、鵜住居仮設店舗の一画にある事務所。そこでは、震災発生時に消防団員として救助にあたった前川様から当時の様子をお聞きしました。自らも津波にのまれて大怪我を負いながらも、地域の小中学生を安全な場所へ避難誘導されたお話には一同沈黙。「先ず、最初にすべきは自らを守ること。」という一言には悲惨な体験からくる計りしれない重さが感じられ、全員が頷くことしかできない様子でした。

写真ー3_R.JPG震災発生時の状況を聞く

写真ー4_R.JPG前川様との記念撮影

初日最後のイベントは、釜石シーウェイブスRFCジュニアへのラグビー教室。東京で自分たちが考えてきた練習メニューの実践です。震災発生の僅か2ヶ月後には監督に頼み込んで練習を再開したというラグビー好きの子どもたち。彼らの真剣な眼差しにリコーのメンバーもついつい本気モードに突入し、グランド全体に大きな掛け声が響きわたっていました。
写真ー5_R.JPG

練習メニューの説明

写真ー6_R.JPG

パスの基本練習

写真ー7 modify_R3.JPG

 

写真ー8_R.JPG全員でゲーム形式の練習

写真ー9_R.JPG練習後のストレッチ

写真ー10_R.JPG選手、コーチとの集合写真

二日目は、福祉作業所が運営する畑のお手伝いと、作業所で製作する小物類へのデザイン提案でした。畑の雑草を始末した後で、スタッフとご利用者のみなさんに対しデザイン画を説明。車座になって一生懸命にお聞きいただく姿に、かえってこちらが恐縮してしまうような有り難い時間を過ごさせていただきました。

写真ー11_R.JPG筋肉むきだしで草むしり

写真ー12_R.JPG熱のこもったデザイン画のプレゼン

写真ー13_R.JPGリコーラグビー部員のサインボールをプレゼント

写真ー14_R.JPG福祉作業所のみなさんと記念写真

短い研修でしたが、新入社員にとっては非常に濃密な時間だったようです。
何処に行っても、彼らがラガーマンであると分かると激励の言葉をいただき、社会貢献活動は決して一方通行のものではないことを学ぶことができました。これから社会人そしてスポーツマンとして新たなスタート切る彼らにとって、素晴らしい経験になったことと思います。

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