「セブンズフェスティバル2012」で2度目の準優勝

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rr0114.jpg5月27日(日)、東京・秩父宮ラグビー場にて、7人制ラグビーの大会「セブンズフェスティバル2012」が開催されました。今年はトップリーグからの11チーム(東芝、パナソニック、NTTドコモ、NEC、サニックス、リコー、神戸製鋼、NTTコム、サントリー、ヤマハ、キヤノン)にトップイーストの釜石シーウェイブスRFCを加えた12チームが参加し、ワンデートーナメントでナンバーワンが競われました。
一昨年は準優勝、昨年はコンソレーションで準優勝と、この大会で毎年存在感を示しているリコーの目標はもちろん優勝。ゲームキャプテンを任された横山伸一など7人制日本代表経験のある選手が中心となったチームは、ロブ ホードリーバックスコーチや田沼広之アドバイザーらの指導の下、例年以上に力を注ぎ準備をしてきました。
3勝を挙げ、決勝にコマを進めたリコーでしたが最後の試合で惜しくも敗退。それでも2度目の準優勝という好成績は、成長を図るチームに刺激と自信をもたらしました。

rr0164.jpg男子トーナメント1回戦  vs.神戸製鋼コベルコスティーラズ(10:44~)

【スターティングメンバー】
柳川大樹/ロトアへア ポヒヴァ/森谷和博/神尾卓志/小浜和己/横山健一/横山伸一(C)
【交代】
後半3分 柳川→赤堀龍秀 後半4分 小浜→渡邊昌紀
【得点】
前半3分 リコー トライ(ポヒヴァ)  トライ コンバージョン(神尾卓志)× 5対0
前半4分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(神尾卓志)× 10対0
後半0分 神戸  トライ(谷口 到) トライ コンバージョン(濱島悠輔)× 10対7
後半2分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 17対7
後半3分 神戸  トライ(南橋直哉) トライ コンバージョン(正面健司)× 17対14
【試合経過】
リコーは3分に神戸製鋼のアタックをしのぎ、反則を獲るとリスタートからアタック。ロトアへア ポヒヴァが自陣左中間22mライン付近からアタックしラインブレイ。走りきって左中間にトライ。さらに直後のキックオフを右サイドのタッチライン裏に転がす。これを横山伸一が鋭く飛び出して拾い、そのままインゴール運びトライ。10対0とリードをひろげる。その後も安定したディフェンスを見せたリコーは無失点で前半を終える。
後半が始まると神戸製鋼はハーフウェイライン付近で反則のリスタートからアタック。左中間のギャップを突く。柳川大樹が止めにいくが、粘られなかなか倒れずゲインを許す。22mライン内側左中間にラックをつくると神戸製鋼1番がラックサイドを抜けて左中間へトライ。コンバージョンも決まって10対7。
リコーもすぐ反撃。ポヒヴァが右中間を突進し22mライン近くまでゲインすると、森谷和博がサポートし右サイドタッチライン際のラックでボールをキープ。ラインを整えたリコーはボールを展開すると、正面やや左の位置から横山伸が鋭く内に切りこんでトライ。コンバージョンも自ら決め17対7とした。この後1トライを返されるも、攻め続けて試合の主導権を渡さず17対14で勝利した。

rr0165.jpg 男子トーナメント2回戦  vs.NTTコミュニケーションズシャイニングアークス(13:18~)

【スターティングメンバー】
柳川大樹/ロトアへア・ポヒヴァ/森谷和博/神尾卓志/小浜和己/横山健一/横山伸一(C)
【交代】
後半3分 森谷→重見彰洋 後半4分 柳川→赤堀龍秀 小浜→中村正寿
【得点】
前半0分 リコー トライ(横山健一) トライ コンバージョン(横山健一)○ 7対0
前半1分 NTT トライ(八藤後裕太) トライ コンバージョン(溝口裕哉)× 7対5
前半4分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 14対5
前半6分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 21対5
後半0分 NTT トライ(鶴田 諒)   トライ コンバージョン(溝口裕哉)× 21対12
後半2分 リコー トライ(柳川大樹) トライ コンバージョン(柳川大樹)× 26対12
後半4分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 33対12
【試合経過】
2回戦はサントリーに勝利したNTTコム。キックオフボールを獲ったリコーは自陣左中間から横山伸が仕掛け、相手を引きつけて右に展開。ボールを受けた横山健一がラインブレイクすると、自陣からインゴールまで走りトライを決め7対0。直後、ラックでNTTコムがボールを乗り越えターンオーバー。右中間自陣10mライン付近から抜け出して右中間にトライ。コンバージョンは決まらず7対5。
4分、リコーに反則が出て、リスタートした相手に横山伸がタックル。こぼれたボールを拾うと抜け出し走り切って中央にトライ。14対5とする。さらに6分、リコーは敵陣中央10mライン付近のスクラムから出したボールを横山伸が前方に蹴りチェイス。追いつくともう一度蹴り、ゴール目前で跳ね返ったボールを拾ってゴール左にトライ。21対5として前半が終了。
後半がはじまるとすぐ、NTTコムが反則からのリスタートからギャップを突きトライして21対12。そのすぐ後、リコーは敵陣のラインアウトからアタック、横山伸から柳川へ長いパスを通しトライ。26対12。さらに、自陣左中間から神尾卓志が前方へキック。この処理にともなうファイトでNTTコムに反則。リコーはすぐにリスタートして横山健、横山伸とつないで右中間にトライ。33対12とした。攻め続けたリコーはそのままホーンを迎え勝利した。

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 男子トーナメント準決勝  vs.ヤマハ発動機ジュビロ(15:18~)

【スターティングメンバー】
柳川大樹/ロトアへア・ポヒヴァ/森谷和博/神尾卓志/小浜和己/横山健一/横山伸一(C)
【交代】
後半0分 森谷→重見彰洋 後半1分 横山健→渡邊昌紀 後半3分 神尾→中村正寿
【得点】
前半1分 リコー トライ(ポヒヴァ) トライ コンバージョン(ポヒヴァ)○ 7対0
前半2分 リコー トライ(横山健一) トライ コンバージョン(横山健一)○ 14対0
前半4分 リコー トライ(横山伸一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 21対0
後半1分 リコー トライ(横山健一) トライ コンバージョン(重見彰洋)× 26対0
後半3分 リコー トライ(渡邊昌紀) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 33対0
後半5分 リコー トライ(ポヒヴァ) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 40対0
【試合経過】
準決勝の相手はキヤノンに勝利したヤマハ。開始直後、リコーは反則からのリスタートで自陣からアタック。右サイドをポヒヴァが抜け独走。中央にトライして7対0とする。さらに相手キックを自陣で確保して回し、ボールを持った柳川が左中間を突進。その外をフォローした横山健に相手につかまれた状態でパス。これが通り左サイドを抜けた横山健が左中間にトライして14対0。さらに自陣10mライン付近のブレイクダウンのこぼれ球を横山伸が拾い右サイドを突破し独走して中央へトライ。21対0とリードを広げ、その後もほぼ攻めて前半を終える。
後半もリコーペースは続き、ハーフウェイライン付近左中間のスクラムから展開。横山健が右サイドを突破して右隅にトライを決め26対0。その後ヤマハ陣内の浅めの位置で互いに接点の近場を攻めターンオーバーが繰り返されると3分、ボールを確保したリコーは左中間から展開。渡邊が快速を飛ばして右サイドを抜け中央にトライ。コンバージョンも決まり33対0。最後はヤマハ陣内22ライン付近のラインアウトを最後方で合わせたポヒヴァが弾き、自ら拾って縦の突破。ほぼ中央を抜けインゴールに達しこのゲーム6つ目のトライ。コンバージョンも決まり、40対0。その後も反撃を許さず、ほぼ完璧に攻めきって決勝進出を決めた。


rr0166.jpg男子トーナメント準決勝  vs.福岡サニックス(16:36~)

【スターティングメンバー】
柳川大樹/ロトアへア ポヒヴァ/森谷和博/神尾卓志/小浜和己/横山健一/横山伸一(主将)

【交代】
後半8分  前半8分 小浜→重見彰洋 後半6分 森谷→渡邊昌紀  後半8分 神尾→中村正寿

【得点】
前半2分  サ ニ トライ(ヘスケス) トライ コンバージョン(古賀龍二)○ 7対0
前半4分  サ ニ トライ(イアオサ) トライ コンバージョン(古賀龍二)× 12対0
前半7分  サ ニ トライ(イアオサ) トライ コンバージョン(古賀龍二)○ 19対0
前半10分 サ ニ トライ(ヘスケス) トライ コンバージョン(古賀龍二)× 24対0
後半1分  サ ニ トライ(バリンガ) トライ コンバージョン(濱里祐介)× 29対0
後半2分  リコー トライ(横山健一) トライ コンバージョン(横山伸一)○ 29対7
後半4分  サ ニ トライ(濱里祐介) トライ コンバージョン(濱里祐介)○ 36対7
後半5分  リコー トライ(横山健一) トライ コンバージョン(横山伸一)× 36対12
後半7分  サ ニ トライ(濱里祐介) トライ コンバージョン(濱里祐介)○ 43対12
後半10分 サ ニ トライ(金川禎臣) トライ コンバージョン(藤原 旭)○ 50対12

【試合経過】
決勝は規定で10分ハーフで実施。最初のチャンスはリコー。敵陣左サイド22mライン付近でラインアウトを得るがノットストレートでサニックスボールに。スクラムからアタックを仕掛けたサニックスは3番が加速して突破。リコーは横山健が全速力で追いつき、タックルで一度は前進を止めスタンドを沸かせたが、粘られて中央にトライされ0対7。この日初めてリードを奪われる。リコーもすぐに反撃し、横山伸のグラバーキックに森谷が反応。しかしわずかに飛び出しがはやくオフサイド。逆にこのペナルティのリスタートからサニックスにトライを奪われ0対12。この後チャンスはつくるも得点できず、2トライを奪われ0対24で前半終了。
後半最初のトライもサニックス。ターンオーバーから展開し右中間を4番が抜けトライを決め0対29。リコーは、ハーフウェイライン付近から横山伸が右サイドへグラバーキック。横山健が追いつき、右サイドから回り込み中央にトライし7対29。直後、深めに飛んだキックオフボールをキープしたサニックスはカウンターアタック。リコー陣内左中間22mライン付近にラックをつくり、サイドを7番が縦に抜け中央にトライして7対36。リコーも5分に自陣から横山伸がアタックし突破。ゴール近くで大外をフォローした横山健にパスし右隅にトライして12対36とする。大会を通じてセブンズへの適応していった若手メンバーの投入もあったがサニックスの勢いは続き、7分、10分にもトライを重ねられ結局12対50でノーサイド。

rr0167.jpg出場選手の試合後のコメント

「試合を重ねるうちに、やることが明確になって、結果まとまりが出てきたと思う。シンプルにシンプルにって話していたんで、そこがうまくまとまっていった理由かなと。若いメンバーだったので、1戦目は緊張してて(笑)。それがだんだんすべきことが共有できていって、うまく機能し始めた。今年は7人制の練習を少し長めにスケジュールに組んでもらえたので、優勝を目指すしかないと思っていた。決勝は勝ちたかったですね。(フィジカルの強い外国人選手が多かったが)負けてはいないと感じたと思う。決勝戦の前半、若手からも声が飛んでてアタックの意識は全員で共有できてきた。あと、アピールの機会にしようと話していた。セブンズはセブンズ、で終わるのではなくて、いろんな人に見てもらえる機会だから、一発一発しっかり決めようと」(ゲームキャプテン・横山伸一)

「決勝まで残れてよかった。負けてしまったが充実感はある。決勝で負けたことで課題が見えたと思う。(課題は)1対1のところ。あれだけやられたらこういう結果になる。個人としてはポジション的にバランスをとる必要があったので全体がうまく回るように意識した。その部分はまずまずの出来だったと思う。チームはまとまりがあってよかった」(森谷和博)

「疲れました(笑)。毎年最後まで残るけれど獲りきれない。準決勝は次を考えずファイナルのつもりで臨もうって話していました。それで勝って、今年はという話をしていたんですよね。悔しいです。ただこの経験は15人制にも生きると思う。相手は毎年やっている相手だし、自分のポジションは隣がフォワードだったから、コミュニケーションをしっかりとってプレーしたことはプラスになります」(神尾卓志)