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ブドウの収穫で実りの秋を満喫!

=勝沼醸造で収穫ボランティアに参加=

2017年11月06日

社会・生活

企画室
竹内 典子

 東京から電車で約2時間、山梨県甲州市勝沼町に到着すると、山の斜面には見渡す限りのブドウ畑が広がっていた。

 山梨県は栽培面積、収穫量ともに全国1位を誇るブドウ産地であり、日本ワイン発祥の地でもある。中でも、勝沼には32軒ものワイナリーがあり、古くから日本を代表するワイン産地として知られている。実りの秋を迎えた勝沼でワイナリー「勝沼醸造」が、ワイン用のブドウ収穫のボランティアを募集していると聞き、友人と参加した。

20171106_01.jpg勝沼のブドウ畑

 勝沼醸造は、1937年の創業以来、勝沼に根ざし、原料のブドウ栽培から醸造までを一貫して手掛けている。小さなワイナリーであることに誇りをもち、「たとえ一樽でも最高のものを造る」ことを理念として掲げている。山梨県固有のワイン用のブドウ「甲州」を使った白ワインに特化し、徹底した栽培管理や収量制限、栽培地適正の見直しなど試行錯誤を繰り返し、勝沼の風土を活かした世界に通じるワイン造りに挑戦し続けている。

 今回の収穫には、男女8名のボランティアが参加した。こだわりの強いワイナリーだからか、熱い思いのファンが多い。「このワイナリーのワイン造りの姿勢にほれて」と今年で3回目の参加になる男性や、「勝沼醸造のワインがとにかく大好きなんです。少しでもワイン造りのお手伝いができれば嬉しい」という地元のOL4人組など・・・。

 収穫地の畑までを営業部長の志村聡さんに案内していただく。道の両脇は「甲州」の畑が延々とつらなり、薄い赤紫色の果皮が、陽射しを受けてキラキラと輝いている。志村さんは「昼と夜の気温の差が大きいことや、水はけ、日当たり、風通しの良い甲府盆地は、ブドウの生産に適しているんです」という。

 勝沼醸造では自家農園の他に、地元のブドウ栽培農家と契約し収穫を行っている。今回は、栽培農家の約4反(40アール)の畑。収穫作業にあたり、勝沼醸造のスタッフから「ブドウは房の近くの茎を切り、病気で黒くなった実や枯れてしまった部分は一粒ずつ取り除くこと」を教わる。エプロンに長靴を履き、はさみを借りて収穫がスタートする。「おいしいワインはおいしいブドウから」と心をこめて一房一房を手で摘んでいく。丸々と大きく育った実がずっしりと重い。スタッフ5人と一緒に、大きなブドウの房を見せ合ったりしながら収穫していく。1箱10キロの収穫箱が、どんどんと積み上げられていく。眩しい日差しがブドウの棚のおかげで少し和らぎ、時折吹く風がとても心地よい。一日がかりで畑から全てのブドウを収穫し、最後はみんなで拍手。収穫したブドウの総量は、4.5トンにもなった。

ブドウの収穫

 このように収穫されたブドウから、勝沼醸造では14種類ほどのワインを造っている。その中の主力商品として「アルガブランカ クラレーザ」という年間10万本を超える生産を誇る白ワインがある。クラレーザができるまでの工程を志村さんに教えていただいた。

①    醸造所でヘタを取り除き、ブドウの皮を破砕して、圧搾して果汁を搾りだす。
②    果汁は収穫した畑ごとにステンレスタンクを分けて約3週間醗酵させる。
③    ワインと澱(おり)を一緒にタンクで熟成させて約6カ月貯蔵する。
④    各畑ごとのワインをブレンド(フランス語でアッサンブラージュ)し、その年のクラレーザの味を決め、瓶詰めする。

 毎春、社内で開催するアッサンブラージュの会には、世界的ソムリエの田崎真也氏を招き、畑の違いによる微妙なニュアンスの差異を捉えながら、どのタンクのワインを何%ずつ使用するか細かな配合を決めていくそうだ。「クラレーザは、多くの方に飲んでいただくワインだからこそ、品質は落とさないように努力しています」と志村さん。

 ブドウ収穫のボランティアのご褒美に、「クラレーザ2016」を1本いただいた。優しい果実味と独特な渋味が調和した繊細なワインで、味噌や醤油、わさびなどの和の素材との相性も良いのが特徴とのこと。ぜひお刺身と一緒に味わってみたい。来年の夏ごろにリリースされる「クラレーザ2017」には、今回収穫したブドウが使われるといいなぁと楽しみが一つ増え、ワインとの距離が少し縮まったように感じながら帰路についた。
 
収穫ボランティアは、毎年、収穫期(9月~10月初旬に)に勝沼醸造のウェブサイトで募集する。(今年は既に終了)
勝沼醸造 http://www.katsunuma-winery.com/

(写真)筆者

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