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季報ギャラリー

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(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.33 2021 Autumn
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 先月、世界最強のロックバンド「ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツが鬼籍に入った。ミック・ジャガー(ボーカル)、キース・リチャーズ(ギター)、ロン・ウッド(同)が悪(ワル)を演じる中、チャーリーだけは英国紳士然とした風貌でドラムを黙々と叩き続けた。派手さは全くないが、チャーリーが叩かなければストーンズという生態系は成立しない。日米で何度か観たライブのうち、19年前のワシントン公演が最高だった。初秋の夜更け、気温が急速に低下…。すると、ドラムセット上で寒そうなチャーリーに、ミックがジャケットをそっと掛ける。人に優しいその姿が、ストーンズの神髄なのだと思う。春先、入院中の弟の見舞いに行くと、いつしかロック談議に。学生時代、彼はドラムで鳴らした。「チャーリーの演奏はタイミングを外しているようだけど、実は完璧なんだよ」と、具合いが悪いのに丁寧に解説してくれた。弟はチャーリーより2カ月早く旅立ち、今は天空からドラムを叩く音が聞こえてくる。2人ともありがとう、やすらかに…(N)
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チャーリー、やすらかに...
(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.33 2021 Autumn

 先月、世界最強のロックバンド「ローリング・ストーンズ」のドラマー、チャーリー・ワッツが鬼籍に入った。ミック・ジャガー(ボーカル)、キース・リチャーズ(ギター)、ロン・ウッド(同)が悪(ワル)を演じる中、チャーリーだけは英国紳士然とした風貌でドラムを黙々と叩き続けた。派手さは全くないが、チャーリーが叩かなければストーンズという生態系は成立しない。日米で何度か観たライブのうち、19年前のワシントン公演が最高だった。初秋の夜更け、気温が急速に低下…。すると、ドラムセット上で寒そうなチャーリーに、ミックがジャケットをそっと掛ける。人に優しいその姿が、ストーンズの神髄なのだと思う。春先、入院中の弟の見舞いに行くと、いつしかロック談議に。学生時代、彼はドラムで鳴らした。「チャーリーの演奏はタイミングを外しているようだけど、実は完璧なんだよ」と、具合いが悪いのに丁寧に解説してくれた。弟はチャーリーより2カ月早く旅立ち、今は天空からドラムを叩く音が聞こえてくる。2人ともありがとう、やすらかに…(N)

<br /> (提供)ベクノス
<br /> (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.33 2021 Autumn

砧公園(東京都世田谷区)
 (提供)ベクノス
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.33 2021 Autumn

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(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer
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 歌手Adoさん(18)が年長世代に不平不満をぶつけまくる「うっせえわ」(作詞・作曲syudou) が大ヒット中。YouTube再生回数は1.5億を超え、もはや社会現象である。職場で「優等生」として振る舞う若者が、心の中では上司・先輩に怒りの炎を燃やす―。筆者の世代がまさに「うっせえわ」の標的だが、不思議なほど嫌な感じがしない。それどころか、簡潔で鋭敏な歌詞とアップテンポなメロディーが実に心地よい。普段は洋楽(クラシックロック)にしか聴く耳を持たないのに、この曲だけは何度も聴き返している。邦楽でこんなカッコイイ曲に出会えるとは、コロナ禍という干天の慈雨。職場だけでなく、政官財に批判の集中砲火を浴びせる作品を創ってほしいな。叫びたいのはオッサンも同じなんだよ。でもこんなウザイこと書くから、「うっせえわ」の標的になるわけだ。(N)
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うっせえわ
(【尾灯】イラスト) RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer

 歌手Adoさん(18)が年長世代に不平不満をぶつけまくる「うっせえわ」(作詞・作曲syudou) が大ヒット中。YouTube再生回数は1.5億を超え、もはや社会現象である。職場で「優等生」として振る舞う若者が、心の中では上司・先輩に怒りの炎を燃やす―。筆者の世代がまさに「うっせえわ」の標的だが、不思議なほど嫌な感じがしない。それどころか、簡潔で鋭敏な歌詞とアップテンポなメロディーが実に心地よい。普段は洋楽(クラシックロック)にしか聴く耳を持たないのに、この曲だけは何度も聴き返している。邦楽でこんなカッコイイ曲に出会えるとは、コロナ禍という干天の慈雨。職場だけでなく、政官財に批判の集中砲火を浴びせる作品を創ってほしいな。叫びたいのはオッサンも同じなんだよ。でもこんなウザイこと書くから、「うっせえわ」の標的になるわけだ。(N)

<br /> (提供)ベクノス
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer

日比谷公園(東京都千代田区)
 (提供)ベクノス
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.32 2021 Summer

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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.31 2021 Spring
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 しや【視野】一目で見られる範囲。また、視力が届く範囲。「―をさえぎる」。比ゆ的に、観察・思慮などが及ぶ範囲。「―の広い人物」(岩波国語辞典)
人間の場合、目が平たい顔の上に2つ並ぶため、視野は左右120度ぐらい。残り240度が死角になる半面、対象を立体的に見ることができ、距離の計測も得意だ。人間と同じ位置に目がある、ライオンやネコなどの肉食動物の視野も概ね120度。獲物を取るのに適しているのだ。これに対し、草食動物のウサギは顔の両側に目があり、視野360度を誇る。だから接近する敵をいち早く察知し、逃走できるのだ。人間の視野もウサギ並みなら、危機管理能力が向上する。だが現実には視野が狭いから、痛い目を見ないと大半の人間・組織は動かない。本号にショートムービーを提供してくれた、ベクノス(本社横浜市)のペン型360度カメラ「IQUI(イクイ)」は、そんな狭い視野を広げる魔法のデバイス。えっ、ウサギはこんな景色を見ているの?(N)
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ウサギの目
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.31 2021 Spring

 しや【視野】一目で見られる範囲。また、視力が届く範囲。「―をさえぎる」。比ゆ的に、観察・思慮などが及ぶ範囲。「―の広い人物」(岩波国語辞典) 人間の場合、目が平たい顔の上に2つ並ぶため、視野は左右120度ぐらい。残り240度が死角になる半面、対象を立体的に見ることができ、距離の計測も得意だ。人間と同じ位置に目がある、ライオンやネコなどの肉食動物の視野も概ね120度。獲物を取るのに適しているのだ。これに対し、草食動物のウサギは顔の両側に目があり、視野360度を誇る。だから接近する敵をいち早く察知し、逃走できるのだ。人間の視野もウサギ並みなら、危機管理能力が向上する。だが現実には視野が狭いから、痛い目を見ないと大半の人間・組織は動かない。本号にショートムービーを提供してくれた、ベクノス(本社横浜市)のペン型360度カメラ「IQUI(イクイ)」は、そんな狭い視野を広げる魔法のデバイス。えっ、ウサギはこんな景色を見ているの?(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所研究主幹 中野 哲也
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.31 2021 Spring

銀座4丁目交差点
 (撮影)リコー経済社会研究所研究主幹 中野 哲也
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.31 2021 Spring

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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.30 2021 Winter
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 戦後日本に高度経済成長をもたらした原動力が、京浜・中京・阪神の3大工業地帯である。その京浜エリアで筆者は生まれた。幼少期の日没後、巨大煙突が噴出するオレンジ色の不気味な炎に対し、畏敬に近い思いを抱いた。「何か分からないけど、工場が凄いモノをつくり、この国を支えているんだな」―。実際、良いモノを安く大量につくり続け、敗戦国は奇跡の復興を成し遂げた。ところが、中国はじめ新興国にキャッチアップされてしまい、産業構造の転換を迫られる。相当前からモノからサービスへの移行が叫ばれてきたが、最適解を見つけられず苦闘しているところに、新型コロナウイルスが…。戦後最悪の危機に対しては、過去の成功体験など役に立たず、発想を転換するしかない。先日乗船した京浜工業地帯を巡る夜景クルーズは、工場群をインスタ映えのコンテンツに仕立て上げ、寒風の中でもほぼ満席。モノをコトに変換してサービスに仕立て上げる知恵に逞しさを感じた。(N)
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工場夜景
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.30 2021 Winter

 戦後日本に高度経済成長をもたらした原動力が、京浜・中京・阪神の3大工業地帯である。その京浜エリアで筆者は生まれた。幼少期の日没後、巨大煙突が噴出するオレンジ色の不気味な炎に対し、畏敬に近い思いを抱いた。「何か分からないけど、工場が凄いモノをつくり、この国を支えているんだな」―。実際、良いモノを安く大量につくり続け、敗戦国は奇跡の復興を成し遂げた。ところが、中国はじめ新興国にキャッチアップされてしまい、産業構造の転換を迫られる。相当前からモノからサービスへの移行が叫ばれてきたが、最適解を見つけられず苦闘しているところに、新型コロナウイルスが…。戦後最悪の危機に対しては、過去の成功体験など役に立たず、発想を転換するしかない。先日乗船した京浜工業地帯を巡る夜景クルーズは、工場群をインスタ映えのコンテンツに仕立て上げ、寒風の中でもほぼ満席。モノをコトに変換してサービスに仕立て上げる知恵に逞しさを感じた。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.30 2021 Winter

京浜工業地帯(川崎市)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.30 2021 Winter

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「知的生産の技術」
(梅棹忠夫、岩波新書)
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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.29 2020 秋
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 パワーポイントが職場に入り込み、いつの間にか支配権を掌握した。パワーポインターはその作成に追われ、キレイな資料を黙々と量産する。それによって人間の訴求力・理解力が高まり、判断・創造の質が向上する…。はずだったが、果たしてそうだろうか。キレイの追求、つまり手段が目的と化していないか。パワポのスライドの原型は京大式情報カードだと思う。学生時代、梅棹忠夫・京都大学教授の「知的生産の技術」に憧れ、厚手のB6判カードを買い込み、アイデアや引用を書き込んでは独り悦に入った。その際、大事な作業はカードの分類や並べ替えであり、その違いでストーリーが大きく変わる。翻ってパワポはどうだろう。スライドの順番は発表者が規定したまま。1枚に詰め込むだけ詰め込んだストーリーなきスライド群は、不味い幕の内弁当のようだ。「とりあえず食材を詰め込んでおけば、上司に叱られまい」といった魂胆が透けて見える。リモートワークになり、パワポをプリントアウトしない人が増え、書き込みも風前の灯火。労働資本を大量投下したパワポが「使い捨て電子紙芝居」ではもったいない。(N)
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知的生産の技術
「知的生産の技術」 (梅棹忠夫、岩波新書)
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.29 2020 秋

 パワーポイントが職場に入り込み、いつの間にか支配権を掌握した。パワーポインターはその作成に追われ、キレイな資料を黙々と量産する。それによって人間の訴求力・理解力が高まり、判断・創造の質が向上する…。はずだったが、果たしてそうだろうか。キレイの追求、つまり手段が目的と化していないか。パワポのスライドの原型は京大式情報カードだと思う。学生時代、梅棹忠夫・京都大学教授の「知的生産の技術」に憧れ、厚手のB6判カードを買い込み、アイデアや引用を書き込んでは独り悦に入った。その際、大事な作業はカードの分類や並べ替えであり、その違いでストーリーが大きく変わる。翻ってパワポはどうだろう。スライドの順番は発表者が規定したまま。1枚に詰め込むだけ詰め込んだストーリーなきスライド群は、不味い幕の内弁当のようだ。「とりあえず食材を詰め込んでおけば、上司に叱られまい」といった魂胆が透けて見える。リモートワークになり、パワポをプリントアウトしない人が増え、書き込みも風前の灯火。労働資本を大量投下したパワポが「使い捨て電子紙芝居」ではもったいない。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用 2019年9月撮影
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.29 2020 秋

長良川鵜飼(岐阜市)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用 2019年9月撮影
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.29 2020 秋

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昭和40年代の事務机
(大分県豊後高田市「昭和の町」)
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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.28 2020 夏
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 在宅勤務が続く。リモート会議システムに慣れると、定型業務は意外にこなせる。パソコン画面上のやり取りはもどかしいが、通勤の時間コストに比べれば、我慢できないレベルではない。馬鹿にしていたオンライン飲み会も、今ははしゃいでいる自分が恥ずかしい。ただしバーチャルの世界には、リアルの世界にない違和感を覚える。「予定調和」という名の妖怪が、会議や打ち合わせの参加者を支配するからだ。会議を早く終わらせようと、皆が優等生になる。画面を流れる空気に従い、必要最小限だけ発言する。だから、リアルな世界と比較すれば、良い意味での不規則発言や少々場違いの提案、冗談の類がめっきり減った。会議は進む、されど踊らないのだ。だから面白味を欠くし、斬新な発想も生まれにくい。思考の範囲がパソコン・スマホの画面サイズに規定され、かなり狭まる気もする。それで当面はよいけれど、そんな人間の仕事は将来、人工知能(AI)やロボティクスに奪われるんだろうな…。本日もお疲れさまでした。(N)
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会議は踊らず
昭和40年代の事務机 (大分県豊後高田市「昭和の町」)
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.28 2020 夏

 在宅勤務が続く。リモート会議システムに慣れると、定型業務は意外にこなせる。パソコン画面上のやり取りはもどかしいが、通勤の時間コストに比べれば、我慢できないレベルではない。馬鹿にしていたオンライン飲み会も、今ははしゃいでいる自分が恥ずかしい。ただしバーチャルの世界には、リアルの世界にない違和感を覚える。「予定調和」という名の妖怪が、会議や打ち合わせの参加者を支配するからだ。会議を早く終わらせようと、皆が優等生になる。画面を流れる空気に従い、必要最小限だけ発言する。だから、リアルな世界と比較すれば、良い意味での不規則発言や少々場違いの提案、冗談の類がめっきり減った。会議は進む、されど踊らないのだ。だから面白味を欠くし、斬新な発想も生まれにくい。思考の範囲がパソコン・スマホの画面サイズに規定され、かなり狭まる気もする。それで当面はよいけれど、そんな人間の仕事は将来、人工知能(AI)やロボティクスに奪われるんだろうな…。本日もお疲れさまでした。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 PENTAX KS-2 使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.28 2020 夏

桂浜(高知市)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 PENTAX KS-2 使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.28 2020 夏

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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.27 2020 春
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 沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき、沖縄県国頭村)を訪れると、水平線の上に細長い島影が霞んで見えた。その与論島(よろんじま、鹿児島県与論町)と、辺戸岬との間の海上には北緯27度線が横断する。太平洋戦争末期の1945年3月、米軍は沖縄・慶良間諸島に上陸。総指揮を執ったニミッツ米海軍元帥は、北緯30度以南の沖縄と鹿児島県奄美群島における日本政府の行政権を停止した。ニミッツ公布と呼ばれるが、事実上の占領宣言である。1953年、奄美が日本に先行復帰すると、北緯27度線が日本と沖縄を分断する「国境」となった。古代から沖縄と奄美は琉球弧(=九州南部から台湾まで弧状に連なる島々)の同胞だったが、国境27度線が「結びつきを断ちきり、両者のあいだに深い亀裂を入れ、激しい憎悪と敵対の感情を惹起した」(「国境27度線」原井一郎・斉藤日出治・酒井卯作、海風社)。1972年、沖縄の施政権が米国から日本に返還され、ようやく国境27度線は消えたが…。詳しくは原井氏らの労作をご一読いただきたい。(N)
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消えた国境線
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.27 2020 春

 沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき、沖縄県国頭村)を訪れると、水平線の上に細長い島影が霞んで見えた。その与論島(よろんじま、鹿児島県与論町)と、辺戸岬との間の海上には北緯27度線が横断する。太平洋戦争末期の1945年3月、米軍は沖縄・慶良間諸島に上陸。総指揮を執ったニミッツ米海軍元帥は、北緯30度以南の沖縄と鹿児島県奄美群島における日本政府の行政権を停止した。ニミッツ公布と呼ばれるが、事実上の占領宣言である。1953年、奄美が日本に先行復帰すると、北緯27度線が日本と沖縄を分断する「国境」となった。古代から沖縄と奄美は琉球弧(=九州南部から台湾まで弧状に連なる島々)の同胞だったが、国境27度線が「結びつきを断ちきり、両者のあいだに深い亀裂を入れ、激しい憎悪と敵対の感情を惹起した」(「国境27度線」原井一郎・斉藤日出治・酒井卯作、海風社)。1972年、沖縄の施政権が米国から日本に返還され、ようやく国境27度線は消えたが…。詳しくは原井氏らの労作をご一読いただきたい。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.27 2020 春

大宜味村の海(沖縄県)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.27 2020 春

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.26 2020 冬

羅漢寺の五百羅漢(兵庫県加西市)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.26 2020 冬

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(撮影)新西誠人 RICOH GRⅢ使用
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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.26 2020 冬
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 ①某国の大統領選で現職が落選、国際政治が正常化②某国が一党独裁を放棄、民主化が実現③某国で官僚に政治家への忖度(そんたく)を禁じ、真実だけを記録した公文書を長期保存する法律が成立④超低金利時代が終焉(しゅうえん)、年金生活者の利息収入増加・消費拡大で世界経済は成長加速⑤日本の産業界も目を覚まして新規事業が続々誕生、日経平均株価は3万円突破⑥東京五輪・パラリンピックが想定外の涼夏に恵まれ、空前の世界新ラッシュ⑦住民投票で大阪都構想が実現、各県も「都」を目指して一大ブームに⑧「紙」の長所が見直され、新聞・出版業界の業績が劇的回復⑨史上最強のロックバンドLed Zeppelinが再結成、ネット配信で世界10億人が熱狂⑩千葉ロッテマリーンズが日本シリーズで〇〇を破り、10年ぶりの日本一(N)
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当たらない2020年10大予測
(撮影)新西誠人 RICOH GRⅢ使用
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.26 2020 冬

 ①某国の大統領選で現職が落選、国際政治が正常化②某国が一党独裁を放棄、民主化が実現③某国で官僚に政治家への忖度(そんたく)を禁じ、真実だけを記録した公文書を長期保存する法律が成立④超低金利時代が終焉(しゅうえん)、年金生活者の利息収入増加・消費拡大で世界経済は成長加速⑤日本の産業界も目を覚まして新規事業が続々誕生、日経平均株価は3万円突破⑥東京五輪・パラリンピックが想定外の涼夏に恵まれ、空前の世界新ラッシュ⑦住民投票で大阪都構想が実現、各県も「都」を目指して一大ブームに⑧「紙」の長所が見直され、新聞・出版業界の業績が劇的回復⑨史上最強のロックバンドLed Zeppelinが再結成、ネット配信で世界10億人が熱狂⑩千葉ロッテマリーンズが日本シリーズで〇〇を破り、10年ぶりの日本一(N)

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(撮影)HeadLine編集長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用
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(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.25 2019 秋
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 本号「コンパクトシティが地方を救う(第20回)」で指摘した通り、日本全体の人口が減り続ける一方で、東京一極集中が加速している。東京都の推計によると、2019年1月1日現在の都の人口は23年連続で増加して1386万人。前年比増加数(10.3万人)を区市町村別にみると、世田谷区の8800人増がトップ。以下、品川、大田、中央、江東の各区がいずれも5000人以上増やしており、タワーマンションに象徴されるように都心への人口回帰が続く。半面、23区外では人口が最大の八王子市や2位の町田市などは減り始めている。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、都全体の人口も2030年にピークを記録した後、2035年以降は減少する。東京に人口を大量供給してきた道府県がその余力を失うからだ。となると将来、東京も都心に人口とインフラを集中させるコンパクトシティ、つまりかつての「江戸」を復活させる時代が来るかもしれない。(N)
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東京一極集中の将来
(撮影)HeadLine編集長 中野 哲也 RICOH GRⅢ使用
(【尾灯】写真) RICOH Quarterly HeadLine Vol.25 2019 秋

 本号「コンパクトシティが地方を救う(第20回)」で指摘した通り、日本全体の人口が減り続ける一方で、東京一極集中が加速している。東京都の推計によると、2019年1月1日現在の都の人口は23年連続で増加して1386万人。前年比増加数(10.3万人)を区市町村別にみると、世田谷区の8800人増がトップ。以下、品川、大田、中央、江東の各区がいずれも5000人以上増やしており、タワーマンションに象徴されるように都心への人口回帰が続く。半面、23区外では人口が最大の八王子市や2位の町田市などは減り始めている。国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、都全体の人口も2030年にピークを記録した後、2035年以降は減少する。東京に人口を大量供給してきた道府県がその余力を失うからだ。となると将来、東京も都心に人口とインフラを集中させるコンパクトシティ、つまりかつての「江戸」を復活させる時代が来るかもしれない。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 PENTAX K-50 使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.25 2019 秋

中海(鳥取県米子市)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 PENTAX K-50 使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.25 2019 秋

門前の小僧
(動画)HeadLine編集長 中野 哲也 
(【尾灯】) RICOH Quarterly HeadLine Vol.24 2019 夏

 平成から令和へ—。洪水のような改元報道に呑み込まれると、普段は元号をほとんど使わない筆者も時代の節目を意識した。昭和末期に社会人になり、平成30年間の3分の2を通信社記者として禄を食み、東京でバブル膨張~崩壊を、ワシントンでは911同時テロを挟んで米国と国際社会の変質を取材・執筆した。残り3分の1は紆余曲折、今はシンクタンクを拠点にする。平成は自分のキャリア期間とほぼ重なり、その経験が令和に通用するのか...。不安だけど、楽しみでもある。少年時代を思い返すと、周囲に明治や大正、昭和初期に生まれた大人がたくさんいた。その人たちの話を聴きながら、「門前の小僧」は歴史や政治・経済、外国に興味を持ち、気が付くと記者になっていた。デジタル時代は大変便利だが、対面コミュニケーションが減ってしまい、小僧は育ちにくい。小僧を一人でも増やすことが、これからの自分にできる仕事なのか...。先日、JR人吉駅(熊本県)で大正生まれのSL旧国鉄58654号機(大正11年=1922年製造)の汽笛を聴きながら、そんなことを考えた。(N)

<br /> (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
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 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.24 2019 夏

薄井漁港(鹿児島県長島町)
 (撮影)リコー経済社会研究所副所長 中野 哲也 RICOH GRⅢ 使用
 (表紙写真)RICOH Quarterly HeadLine Vol.24 2019 夏