こんにちは、きょーちゃんです。
例によって、早速先行して使い始めさせていただいています。
最初に実機を紹介されたとき、僕らライターも見てびっくりなカメラシステムでした。
写真を趣味にされている方は沢山いらっしゃって、撮り方や、機材の持ち方、考え方はさまざまだと思います。
このGXRが発表になり、そのシステムや仕様に対しての第一印象も、本当に千差万別なのでは?
今回僕自身も、フィルム機もデジタル一眼も使っている、写真好きなGRユーザーとして、ファーストインプレッションを書いてみようと思います。

普段は結構いろんなカメラで撮影してる僕にとって、GXRの位置づけはどんなもんだろう?と使いはじめました。
たとえば、僕が普段使っている機材たちはこんな感じ。”GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACROで撮影”

フィルム撮影では、レンジファインダにコンパクトで扱いやすい50㎜F2.5を。
デジタル一眼では、その時々でレンズを替えますが、普段つけっぱなしなのは、接写もこなせる古いドイツ製レンズ。35㎜F2.4がお気に入りです。
それから、GX200(とGR DIGITALはもちろん!)ですね。
仕事の日はいつもポケットにGR DIGITALを忍ばせていますが、
休日は、その日の用事、天気、季節、気分によって、持ち出す機材を選ぶのが楽しかったりします。
それは、ズームコンパクト一台だったり、フィルムのレンジファインダカメラだったり、デジタル一眼にその日撮りたいレンズを用意したりして出かけたり…
それぞれのカメラは、撮影方法や撮影対象によっては、得意だったりちょっと苦手だったりの持ち味があって、その時々の撮りたい内容でカメラを選択するのも楽しみのひとつ。
フィルムレンジファインダ:静かに近づきスナップ、ボケも綺麗。でも、これで食事や子供のアップなど至近距離の写真や連続撮影は僕はちょっと苦手。
デジタル一眼:レンズの選択により、マクロから超望遠までの広い撮影領域が魅力。一方でシャッター音やボディサイズは、スナップやカフェなどでの料理の撮影はちょっと躊躇してしまうときも。キットズームも持ち歩くときはそれなりの大きさのバッグに入れ替えが必要だったりしてます。
コンパクト(GX200):これ一台で持ち歩ける気軽さがよいですね。ボケが欲しいときは一眼にバトンタッチしてます。
などなど、どれが良い悪いではなく、それぞれ一長一短があって、
使う側がその時の気分にあわせてチョイスすればよいわけですが、今回GXRを使って、嬉しかったことがあります。
APS-Cの撮像素子でボケを生かしつつ、フィルムのレンジファインダやレンズシャッター機のように静かなシャッター音で撮影できる事。
一方で、レンジファインダでは構造上ちょっと苦手とする至近距離についても、GXRとA12 50mm F2.5 MACROの組合せなら、レンズから7センチまで近付ける柔軟さのおかげで、料理の写真や、赤ちゃん、子供のアップなどの撮影でも、躊躇せず被写体に近付いてゆけました。
もうひとつは大きさ。GX200よりすこし大きくなってしまいますが、レンジファインダや、デジタル一眼にくらべて、気軽にバックに放り込める大きさ、撮影場所や、対象に威圧感を与えないコンパクトさはとてもプラスに感じています。
ここから作例をいくつか。
冒頭の写真です。
CAFEでの撮影も、室内の明るさやカメラの影の入り込みを気にせずに、食事中の会話を邪魔しない、小さなレリーズ音で撮影できました。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正なし F3.2 1/48 ISOAUTO-HI (ISO209) AWB

<神社での遠近感のテスト>
後ろボケのテスト、手前の柱にフォーカスしています。奥へ向かっての連続性のあるボケがいい感じ。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正-0.7EV F2.8 1/980 ISOAUTO-HI (ISO200) AWB

<石造りの建物>
建物と鉄の扉。奥の彫刻とガラス戸への距離感が好ましく感じました。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正なし F2.5 1/48 ISOAUTO-HI (ISO283) AWB

白黒TEです。手前の植木がやんわりとボケています。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 白黒TE パープル 彩度4 コントラスト6 シャープネス6
Aモード 露出補正-0.3EV F5.6 1/1070 ISOAUTO-HI (ISO200)

<白黒TEで並木道でのスナップ>
標準の画角って、程よく風景を切り取れて僕は好きです。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 白黒TE パープル 彩度4 コントラスト6 シャープネス6
Pモード 露出補正なし F2.5 1/60 ISOAUTO-HI (ISO800)

GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 白黒TE パープル 彩度4 コントラスト6 シャープネス6
Sモード 露出補正-0.3EV F2.5 1/320 ISOAUTO-HI (ISO1532)

<新宿でのナイトスナップ>
これは先日の発表会の日、帰りに撮影してました
右手のグリップのしやすさと、左手のレンズの収まりのよさで、安定したレリーズができますね。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 スタンダード Pモード 露出補正-0.7EV F2.8 1/50 ISOAUTO-HI (ISO456) AWB

GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 スタンダード Aモード 露出補正-0.7EV F2.5 1/48 ISOAUTO-HI (ISO248) AWB

<雨の銀座>
銀座は夜が映えます。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 白黒TE パープル 彩度4 コントラスト7 シャープネス6
Aモード 露出補正なし F2.8 1/73 ISOAUTO-HI (ISO1600)

<駅からの夕焼け>
とても綺麗な夕焼けでした。画像設定をビビッドにWBも設定を変え、より鮮やかに。
暮れる瞬間どんどん変化してゆく夕焼けですが、GXRはGR DIGITALから引継ぐ操作性で、落ち着いて設定変更する余裕がありました。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定ビビッド Aモード 露出補正-0.3EV F2.5 1/79 ISOAUTO-HI (ISO200) WB曇天

GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定ビビッド Aモード 露出補正-0.7EV F2.5 1/48 ISOAUTO-HI (ISO271) WB曇天

<新宿イルミネーション>
今年のイルミネーションも綺麗です。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Mモード F2.5 1/60 ISO800 AWB

点光源も、4隅まで綺麗な丸いボケになりますね
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正-0.7EV F2.5 1/48 ISOAUTO-HI (ISO911) AWB

GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 彩度5 コントラスト4 シャープネス5 Mモード F2.5 1/50 ISO800 AWB

<御茶ノ水>
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正なし F7.1 1/2600 ISOAUTO-HI (ISO200) AWB

漆黒の扉に空の青と屋根の緑が写りこんで、扉自体の重みを感じました。
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定スタンダード Aモード 露出補正-0.7EV F4.0 1/1320 ISOAUTO-HI (ISO200) AWB

<神田>
GXR GR LENS A12 50mm F2.5 MACRO
画像設定 白黒TE パープル 彩度4 コントラスト1 シャープネス6
Aモード 露出補正-0.3EV F2.5 1/570 ISOAUTO-HI (ISO200)

撮っていて、あるいは家に帰って画像確認していて一番感じたのは、中心から4隅まで、フォーカスしていてもアウトフォーカスでも、しっかり描写してくれる頼もしいレンズ。と言う印象です。
ここまでの画像設定の値を見て、これまでGR DIGITAL やGXをお使いの方はお気づきだと思いますが、彩度やシャープネスの値表示が変更されました。あわせて調整幅が増えています。

こんな感じですね。
従来、中心から左へ-2ステップ 右へ+2ステップ調整の計5ステップでしたが、
GXRでは左から1-9ステップと表示され、計9ステップの調整幅に広がっています。
実際に調整して見ると、従来よりも調整幅が外側へ広がっている印象で、より自分のイメージにあわせた調整幅に対応してくれるんじゃないかなと思います。
今回撮影時の使い勝手では、僕は以下のような設定で撮影してます。
オートパワーオフを30分、スリープを1分に、
撮影の手を休めるとスリープに、レリーズ半押しなどですぐに撮影モードに目覚めてくれます。

8方向キーの左キー、Fn1にはAF/MFの切り替えに
右キー、Fn2には連写を割り当てていました。

MFはOKボタン長押しでこんな感じに真ん中を拡大可能。
高精細な液晶ですので、結構MFもこのままいけます。
ちなみにAF設定中でも、半押ししてフォーカスが確定した後、半押しのまま、レンズのフォーカスリングで微調整後レリーズができますね。

8方向キーの上下キーは露出補正に。
以下のとおり上下キーはフラッシュの発光調整にも割り当てられます。

もひとつ参考ですが、このカメラのブラケットは結構細かい設定ができますね~

3枚のブラケットですが、順番と補正値をそれぞれ選べました。
下記の場合は最初に指定した適正を、二枚目を-0.7EV、三枚目を+0.3EVと別の幅で調整しています。

まとめ。
今日まで使ってみた僕の印象です。
GXRは
レンジファインダの撮影作法で静かにスナップで人や風景を切り取り、
一眼マクロやコンパクトのような近接撮影にも応えてくれる。
そして、写りはAPS-Cのデジタル一眼に質の良い単焦点レンズを付けた描写も期待できる。
もうひとつユニットを持ち出せば、スライドインで標準ズーム域でのコンパクトデジタル機となって、画角の自由度を得ることも…
もちろん一眼や、レンジファインダ機、従来のコンパクト機はそれぞれ一芸に秀でたカメラシステムで、
撮影を重点に置いた日の装備や、近所への散歩に連れ歩く気軽さなど、使うシーンにあわせた持ち歩きであれば、最適なものを選べると思います。
でも、撮影がメインではない、気の置けない友人や家族との旅行。だけどあの場所だけは一眼で作品レベルのいい写真を押さえたい…
近くの散歩だけど、もしかしたらいいシャッターチャンスがあるかもしれない…
なんて欲張りな要望に、GXRは最小限のシステムでいつもそばにいて、応えてくれるカメラだと思います。
最後におまけ画像
まったく新しいカテゴリのカメラなので、発表前の持ち歩きには、本当に気を使いました(笑)。
僕の場合は擬装でこんな感じに。クラシカルなカスタム例になるかも。


ちなみにスライドによるカメラユニット装着の感覚ですが、カチッと嵌った瞬間にユニット自体がそのままボディの剛性メンバーになってしまうようなしっかり感がありますね。
本体の質感と装着部の金属処理を含めて、カメラというより武器を扱っているような感覚で、特に男性はわくわくするかも。
それから、この標準マクロレンズのフィルター枠は40.5ミリですが、これは内蔵のフードに干渉しないためか、若干小さめにしているようで、内蔵フードを利用しない、あるいは外付けフードを利用する前提なら、40.5-43㎜のステップアップリングが見た目のバランスもよさそう。
GR DIGITALIIIやGX200をお使いで、フード&アダプタ経由で43㎜のフィルターを活用されている方は、40.5-43㎜のステップアップリングでフィルターを併用できそうですね。
(上記の僕の擬装では、40.5-49㎜のステップアップリングを介して、社外品のフードをつけてます。)
キャップをしないで、バッグに突っ込んでもレンズが直接接触しずらいようにしたい、
なんて方は、社外の一眼レフパンケーキレンズ用に販売されているフジツボフードの中に、
ステップアップリング経由で撮影時のケラレもなくつけられるものもあったことをご報告します。
上記ステップアップリング経由で軽快に使えるかも。
さてさて、この後も、僕らライターのインプレッションが続きますので、楽しんでいただければうれしいです。