技術者が語る 3Dプリンターのいろは

PE(ポリエチレン)を造形したいけれど・・・材料は?

本記事の内容が当てはまる造形方式

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3Dプリンターで造形できる樹脂

3Dプリンターで造形できる樹脂の種類は各造形方式ごとに色々とあります。
MJ:ABSライク、PPライク、ゴムライク、光硬化性アクリル樹脂、ワックス
FDM:ABS、ASA、PC/ABS、PLA、ナイロン12、Ultem、ポリカーボネート
SLS:ナイロン6、ナイロン11、ナイロン12、PP
SLA:光硬化性アクリル樹脂
3Dプリンターで使われる材料の特徴と対応する造形方式および機種についての解説はこちらをご覧ください。

PEは3Dプリンターで造形出来ない?

汎用樹脂からエンプラまでかなりの樹脂に対応できるようになっていますが、樹脂一覧をみて、何かお気づきになりませんか?そうです。PE(ポリエチレン)がラインアップにないのです。PEは、最も代用的な汎用樹脂であり、価格が安く食品容器や雑貨、日用品などさまざまな物の素材として使われています。FDM方式でPEのフィラメントも開発は行われているようですが、素材そのものが柔らかく、形状維持の課題があり、まだ一般的ではありません。
しかしながら、どうしてもPEで造形しすぐに試作確認したいというご要望はないでしょうか?

3Dプリンターで型を作る。

そのようなご要望にお勧めするのが、3Dプリンターで型を作り、射出成形により部品を作る方法です。
型を設計する手間はありますが、型を切削加工する必要がないため、複雑形状部品でも型を早く作ることが出来ます。射出成形するため、PEだけでなく、他の樹脂も可能です。難燃性樹脂なども、まだ3Dプリンターでは種類が限られていますが、型であれば、量産と同じ材料での成形が可能です。

  • 3Dプリンタ-で造形した仮型 ・方式:MJ ・材質:Digital-ABS

    3Dプリンタ-で造形した仮型
    ・方式:MJ
    ・材質:Digital-ABS

  • 仮型で成形したサンプル ・材質:PE

    仮型で成形したサンプル
    ・材質:PE

射出成形や型設計のノウハウがないお客様のために、弊社ではADMサービスの一つとして3Dプリンター仮型による試作のサービスを行っています。

(鈴木滋之)

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